はろー。 は、はろー。まとめノート書いてますよ。

MariaDBでrootパスワード忘れたときの対策

MariaDBでrootパスワード忘れたときの対策 アイキャッチ

他人に分からないように難しく設定したパスワードを自ら忘れてしまったとき結構焦ります。それがroot権限でログインするために使用するパスワードなら尚更です。

今回はMariaDBでデータベース運用をしていてrootパスワードを忘れてしまったときのパスワード再設定方法についてのお話です。

実施環境

  • MariaDB 10.3

手順

パスワード無しでrootログインする

はじめにMariaDBに保存されているパスワードを再設定するため、MariaDBにログインする必要があります。普段であればログインの際はパスワード入力を求められますが、今回はパスワード無しでログインできるようにします。

作業内容は一旦MariaDBを停止させてからパスワード入力をスキップさせる設定を追加します。その後MariaDBを起動させます。以下はその作業コマンドです。

$ sudo systemctl stop mariadb
$ sudo systemctl set-environment MYSQLD_OPTS="--skip-grant-tables"
$ sudo systemctl start mariadb

これでパスワード無しでrootログインできるようになりました。

パスワードを再設定する

MariaDBにログインしたら、alter文を用いてパスワード再設定します。以下のコマンドはパスワード再設定の入力例です。

> alter user 'root'@'localhost' identified by '新しいrootパスワード';

パスワードを再設定し終わったら一旦MariaDBからログアウトします。

パスワード有りでログインする設定に戻す

続きまして、パスワード有りでログインする設定に戻します。これをしておかないとパスワード無しでrootログインできてしまいますので、おすすめできません。

方法としては、MariaDBを停止させたのち、パスワード入力をスキップする設定を解除します。その後でMariaDBを起動します。

$ sudo systemctl stop mariadb
$ sudo systemctl unset-environment MYSQLD_OPTS
$ sudo systemctl start mariadb

これでログイン時にパスワード入力を求める設定に戻すことができました。

さいごに

この方法を知っておけばパスワードを何度忘れても焦らず対処できますね。よかったよかった。

参考

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