はろー。 は、はろー。まとめノート書いてますよ。

【自宅サーバ作業第12回】自宅サーバにWordPressをインストールする後編(WordPressのダウンロードとインストール)

自宅サーバにWordPressをインストールする 後編 WordPressのダウンロードとインストール アイキャッチ画像

前回から引き続きWordPress導入に関するお話です。

前編ではWordPressのインストール推奨環境を整えるため、PHPとMariaDBのバージョンアップを行いました。後編では、WordPressのダウンロードとインストールを行い、使用を開始するまでの作業手順について書いていきます。

WordPressのインストール推奨環境

はじめに、WordPressのインストール推奨環境は以下のとおりです。(2019年8月12日時点)

推奨環境
PHP 7.3以上
MySQL(MariaDB) 5.6以上(MariaDBの場合は10.0以上)

 

サーバにインストールされている上記ソフトウェアが推奨環境のバージョン以上でない場合は、前回記事【自宅サーバ作業第11回】自宅サーバにWordPressをインストールする前編(PHPとMariaDBのバージョンアップ)を参考に推奨環境に近いバージョンまでアップしておきましょう。

【自宅サーバ作業第11回】自宅サーバにWordPressをインストールする前編(PHPとMariaDBのバージョンアップ)

WordPressのダウンロード

ダウンロード前準備

ダウンロード時に使用するwgetコマンドおよび圧縮ファイルを解凍する時に使用するunzipコマンドを予めインストールしておきます。

wgetコマンドのインストール

wgetコマンドがサーバにインストールされていない場合は、インストールします。

sudo yum -y install wget

unzipコマンドのインストール

unzipコマンドがサーバにインストールされていない場合は、インストールします。

sudo yum -y install unzip

WordPressのダウンロード、解凍、ディレクトリ設置

WordPress本家サイトからダウンロードするWordPressのバージョンは5.2とし、ひとまずホームディレクトリに保存します。

wget https://ja.wordpress.org/wordpress-5.2.2-ja.zip

ホームディレクトリに保存できたらunzipコマンドで解凍します。

unzip wordpress-5.2.2-ja.zip

「wordpress」という名前のディレクトリが作成されますので、これをそのまま公開用ディレクトリに移動します。

sudo mv wordpress /var/www/html

これでWordPressの設置が完了しました。
ここでは「wordpress」という名前でディレクトリを作成しましたが、アドレス上で表示できる名前であればそれ以外でも問題ありません。ただし、WordPressのインストール後にディレクトリ名を変更すると、サイトが正しく表示されなくなることがあるので、ここで名前を決めたら後からは変えないほうが良いです。

wordpressディレクトリの所有権を変更する

ディレクトリ設置直後の所有権はユーザーとなっています。ウェブサイトからwordpressディレクトリ内の書き換えを可能にするため、ディレクトリ以下全ての所有権を「apache」に変更します。
これによって、ブラウザからWordPressのインストールや変更操作が可能になります。

sudo chown -R apache /var/www/html/wordpress

また、wordpressディレクトリ以下すべてのディレクトリに対してのアクセス権は「755」、ファイルに対しては「644」に設定されていることを確認します。
アクセス権を制限しておくことで、それ以外のユーザによってディレクトリやファイルを書き換えられたりする心配が無くなるためです。

WordPress用データベースとユーザの作成

WordPressをインストールする前に、執筆した記事や画像を格納するためのWordPress専用のデータベースを作成します。また、そのデータベースに接続するためのユーザを新規で追加していきます。

WordPress用データベース作成

データベースを作成するため次のコマンドを入力してデータベースに接続します。

mysql -u root -p

データベースに接続して、以下のコマンドを入力してデータベースを作成します。”WordPressデータベース名”の箇所は適当な名前を入れておきます。

create database "WordPressデータベース名";

新規ユーザ作成

ROOT権限を使用してWordPressのデータベースを操作するのは不安なため、WordPressで使用するためのデータベースユーザを新たに追加します。作成するユーザはWordPress用データベースのみアクセス可能で、その他のデータベースにはアクセスする権限を持たないユーザとします。

はじめに、ROOT権限でデータベースに接続したのち、次のコマンドを入力してユーザを作成します。

create user 'ユーザ名' identified by 'パスワード';

ユーザを追加すると何の権限も持っていない状態で作成されます。追加したユーザにはWordPressのデータベース使用権限を付与したいので次のコマンドを入力して権限を与えます。

grant all on "WordPressデータベース名".* to ユーザ名;

ユーザ一覧表示

作成したユーザを確認するときは次のコマンドを入力します。

select user, host from mysql.user;

ユーザ権限表示

作成したユーザの権限を確認するときに使用するコマンドです。

show grants for 'ユーザ名';

WordPressのインストール

データベースとデータベース接続用のユーザができたので、WordPressのインストールに移っていきます。

  1. WordPressディレクトリにブラウザからアクセスする
    WordPressのインストールはブラウザから行います。アドレスは「http://”サーバのIPアドレス”/wordpress/」です。
    アクセスすると下のような画面が表示されますので「さあ、始めましょう!」をクリックして次へ進みます。
    WordPressインストール開始画面
  2. データベース情報の入力
    次の画面ではWordPressに使用するデータベース情報を入力します。
    データベース名、ユーザ名、パスワードは上記項目. WordPress用データベースとユーザの作成で作成した名前をそれぞれ入力します。
    入力が終わったら「送信」ボタンを押します。
    WordPressデータベース情報入力画面
  3. インストール実行
    あとは「インストール実行」を押すだけです。
    WordPressインストール実行画面
  4. WordPressログイン用ユーザ作成
    この画面では、WordPressにログインするためのユーザ作成を行います。画面の指示に従って入力を終えたら「WordPressをインストール」を押します。
    WordPress ログインユーザ作成画面
  5. 成功しました!
    「ログイン」ボタンを押してWordPressログインページに移動します。
    インストール成功しました!
  6. 手順4.で設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。
    WordPressログインページ

「Access Denied.」と画面に表示されてインストールできない場合

wordpressディレクトリ以下全ての所有権が「Apache」になっていること、ディレクトリのアクセス権が「755」、ファイルのアクセス権が「644」になっていることを確認します。

それでも変わらない場合は、SELinuxを確認して無効になっているか調べます。

getenforce

もし「Enforcing」となっていたらSELinuxが有効になっていますので、無効にしてから再度wordpressをインストールします。

SELinuxの設定方法はこちらの記事を参考にしてください。

ドメイン指定すると自宅PCからアクセスできない場合

ドメイン取得後、自宅PCのブラウザからドメインを指定して自宅サーバにアクセスすると正しく表示されないことがあります。

例えば「http://”取得したドメイン名”/」とするとルーターの管理画面が表示されてしまうといった現象です。この場合、自宅サーバのIPアドレスとドメイン名を対応づける必要があります。

これを行うには「hosts」ファイルに設定を追加します。追加するときは「”自宅サーバのIPアドレス” “ドメイン名”」とします。

例えば、自宅サーバのIPアドレスが「192.168.2.2」でドメイン名が「example.com」の場合、

192.168.2.2 example.com

とします。

macの場合

macのhostsファイルは「/private/etc/hosts」です。

windowsの場合

windowsのhostsファイルは「C:¥Windows¥System32¥drivers¥etc¥hosts」です。

さいごに

前回記事と今回記事を通してWordPressを導入するまでの作業を行いました。これで一からウェブページを作らなくて済みますし、サイトデザイン云々にも気を取られずに集中して執筆作業ができますね。WordPressを使ってどんなホームページを作っていきましょうか?

さて、自宅サーバ作業第1回から始まり第12回目にしてようやく、レンタルサーバと遜色ない自宅サーバを用意できた気がします。
それでも、セキュリティ面の対策を考えたりアドレス欄を見やすくしたり等々、こだわり始めればまだまだ改良の余地は十分にあります。

ただレンタルサーバと違ってお金もかかりませんし、仮想マシンのため場所も取りません。あとは使い込んでも良し、放ったらかしにしても良し。自宅サーバなだけに個人の自由ってやつです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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