はろー。 は、はろー。まとめノート書いてますよ。

AWS EC2インスタンスをコピーして別リージョンで使用する

AWS EC2インスタンスをコピーして別リージョンで使用する アイキャッチ

AWSでEC2インスタンスを作成する際、自分の場合大抵は東京リージョンをメインに指定しています。

ばらばらにリージョンを指定してインスタンスを作成してしまうとどのリージョンになにがあったっけ?ってなってしまい管理が大変になるためです。

ですが、何気に東京リージョンで作成したサーバが実は海外のリージョンで利用したほうが良かったといったときに困ることになります。海外のリージョンを指定して一から同じものを作らなければなりません。

そんなときに東京リージョンで作成したサーバをコピーして海外のリージョンでも使用できると非常に助かります。

今回はAWS EC2インスタンスをコピーして別リージョンで使用する手順についてのお話です。

あらすじ

コピー元リージョンより既存のEC2インスタンスのスナップショットを作成して、コピー先リージョンにスナップショットをコピーします。

その後、コピー先リージョンにおいてコピー元リージョンからコピーしたスナップショットを用いてAMIイメージの作成を行います。

最後に、作成したAMIイメージを用いてマイAMIよりEC2インスタンスを作成します。

AWS EC2インスタンスを作成する

ひとまずコピー元となるインスタンスを作成します。すでにインスタンスがある場合は読み飛ばしてください。

作り方は以下の記事を参照いただければと思います。

AWS EC2でインスタンスをつくる【AWS EC2作業#1】

スナップショットの作成

スナップショットメニュー

コピー元リージョンにて、既存のインスタンスのスナップショットを作成します。サイドメニューより「スナップショット」をクリックして以下の画面が表示されたら「スナップショットの作成」ボタンをクリックします。

スナップショットトップ画面

スナップショットの作成

こちらのページでどのインスタンスのスナップショットを作成するか選択します。

ボリューム項目に希望のインスタンスを指定したら画面下部の「スナップショットの作成」ボタンを押してスナップショットを作成します。

スナップショットの作成

スナップショットの作成が完了すると、”作成リクエストが成功しました”などという表示が出ます。

スナップショットのコピー

コピーの作成

作成したスナップショットをコピーします。スナップショットページより「アクション」ボタンをクリックして「コピー」を選択します。

スナップショット アクションボタン

コピー先リージョンの選択

先の操作で「コピー」を選択すると「スナップショットのコピー」というポップウィンドウ画面が開きます。

ここでスナップショットの送信先リージョンを決定します。コピー元リージョン以外であれば何処でも良いので、とりあえず米国西部(北カリフォルニア)を指定してみました。

画面下部の「コピー」を押すとスナップショットのコピーを開始します。

コピー先リージョンの選択

 

スナップショットからAMIイメージの作成

ここからの操作はコピー先リージョンで行います。ちなみにコピー先リージョンは先の操作で米国西部(北カリフォルニア)を指定していました。

イメージの作成

コピー先リージョンに移動するとスナップショットページ内にコピー元リージョンよりコピー作成したスナップショットが作成されています。

ここでスナップショットよりAMIイメージの作成を行います。スナップショットページ画面より「アクション」ボタンをクリックして「イメージの作成」を選択します。

スナップショット アクションボタン

 

イメージの作成操作画面

イメージの作成を選択すると「EBSスナップショットからイメージを作成」というポップウィンドウ画面が開きます。

とりあえず、他のイメージと区別がつくように「名前」と「説明」項目へ適当な文字を入力します。また、仮想化タイプに「ハードウェアアシストの仮想化」を選択しておかないと、EC2インスタンス作成時にインスタンスタイプの選択ができなくなるので、これを選択しておきます。

画面下部の「作成」ボタンを押してイメージを作成します。

イメージの作成操作画面

コピー先リージョンでEC2インスタンスを作成する

インスタンスを作成する

コピー先リージョンのEC2ダッシュボードページにて「インスタンスの作成」ボタンを押します。

インスタンスの作成

Amazonマシンイメージ(AMI)よりマイAMIの選択

Amazonマシンイメージ選択画面で左メニューより「マイAMI」をクリックすると以下のような画面が表示されます。

一覧内に先ほど作成したイメージが表示されているかと思われますので、こちらを選択します。

※一覧に無い場合はまだ作成途中にあるため、イメージの作成が完了するのをしばらく待ってからインスタンス作成作業を行います。

マイAMI

あとの操作はいつもどおり

あとの操作はいつもどおりです。いつもどおりの手順でEC2インスタンス作成作業を完了します。

さいごに

今回東京リージョンのインスタンスを別リージョンにコピーしてインスタンス作成する手順について作業を行いました。

スナップショットの作成とマイAMIイメージの作成自体は同一リージョン内でも行うことはできます。
なので、ベースとなるインスタンスのスナップショットを作成してインスタンス変更前バックアップを取得するほか、マイAMIイメージを用いて用途別のサーバを構築する際に時間短縮を図りたいときなど色々使えそうです。

また、指定のリージョンが使えなくなった時に別リージョンに切り替えてサーバ運用を継続する用途でも効果を発揮するのではと思います。

スポンサーリンク
back to top