はろー。 は、はろー。まとめノート書いてますよ。

基本情報技術者試験に受からないなら応用情報技術者試験を受ければ良いじゃない

FEがダメならAPでいこう それ以外でも

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は情報処理系の学部に籍を置いたことのある方やIT系の企業に勤めたことのある方なら一度は聞いたことのある試験ですよね。企業によっては受験必須の試験になっていることも多いでしょう。

この記事は基本情報技術者試験に5回くらい落ち続けた私が試験の受験に飽きたので試しに応用情報技術者試験を受けてみたら2回目で合格したという経験から得た教訓についてのお話です。

念のため、『基本情報技術者試験の午前は難なくパスできるが、午後問題のアルゴリズム問題やプログラム言語問題で失点して合格できない』という方向けの記事となっています。

試験について

これら試験はIPA 独立行政法人 情報処理推進機構というところが主催で行なっている情報処理技術者試験のうちの一つです。

はじめに基本情報技術者試験を受けて合格したら応用情報技術者試験を受ける。その次はデータベーススペシャリスト試験やネットワークスペシャリスト試験などの高度情報処理技術者試験。といったようにステップアップして受験していくのが世の習わしとなっているようです。

また、基本情報技術者試験を受ける前の小手調べとして、ITパスポート試験や情報セキュリティマネジメント試験を受ける場合もあるかもしれません。

ただし、この試験ですが受験資格はありません。なので、基本情報技術者試験に合格していなくても応用情報技術者試験は受験できます。もちろん高度情報処理技術者試験も同様に受験可能です。

情報処理技術者試験 試験区分
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧より画像転載)

応用情報技術者試験の良さ

応用情報技術者試験を受けてみて基本情報技術者試験と比べた時の良さについて挙げて見ました。

午前問題は過去問暗記でほぼクリア

午前問題は基本情報技術者試験と同様、選択式80問をひたすら塗りつぶしていきます。

過去問を暗記して8割正解する実力があればほぼクリアできると思います。また、基本情報技術者試験で見たような問題がちらほら出てきますので基本情報技術者試験の勉強も生きてきます。

午後問題は時間をかけて読み解くことができる

基本情報技術者試験では選択・必須問題含めて計7問を150分内で解かなければなりませんが、応用情報技術者試験の場合は選択・必須含めて計5問を150分内に解けば良くなります。

1問あたりに掛けられる時間が単純計算で30分となりますので、じっくり読み解けるようになった分だけ正解率が上がります。

記述式は問題文中のコピペで乗り越える

応用情報技術者試験より記述式問題が出題されます。模範解答の書き方に若干クセがあるものの、このクセを把握できていればあとは問題文中のそれっぽい箇所を書き写すだけで得点できるようです。試験回答の採点が返ってくるわけではないので点数の結果からしか判断つきませんが。

記述式の回答については中学、高校で習った国語の力が十分に生かせます。

基本情報技術者試験で必須の問題が応用情報技術者試験では問われない

基本情報技術者試験では必須問題だったアルゴリズム問題が応用情報技術者試験では選択問題となっており必須ではなくなっています。

アルゴリズム問題で失点していた人にとってはこれほどない好条件なのではないでしょうか。

受験してみての印象

基本情報技術者試験ではあらゆる分野の知識を広く浅く理解していることが求められているように見えましたが、応用情報技術者試験ではある分野の十分な深い知識の理解が求められているように感じました。

『プログラミングができなくてもマネジメントやそれ以外できちんと理解できていれば合格だよね』って印象です。

アルゴリズム問題が必須問題から選択問題へ変わっているのもこれなら頷ける話です。

受験結果

上記で得た教訓を生かしてプログラム問題を遠ざけ文章問題で挑んだ結果です。合格ラインぎりぎりでしたが、合格は合格です。

また、問8で問われていたレスポンシブデザイン関連の問題が出題されていたことも得点を上げる要因となったかもしれません。
受験結果 キャプチャ

勉強サイト、テキスト

勉強するために使用したWebサイトおよび参考書です。以下はスクールに通わず仕事の合間を縫って独学で学習を進めた場合の勉強法です。

応用情報技術者試験ドットコム

応用情報技術者試験ドットコム

過去問を繰り返し解いて暗記するために使用しました。PC、スマホ版両方のサイトがあるので仕事のスキマ時間を利用して勉強するにはうってつけです。

過去問の解答もついているのでただ暗記するだけでなく、なぜその答えになるのかも一緒に理解できます。

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者

どうしても過去問の解答が納得できないとき、基本の「キ」の字から勉強したいときはこちらの本がおすすめです。こちらは午前問題対策向けのテキストです。

応用情報技術者 午後問題の重点対策

こちらは午後問題対策向けのテキストです。午後問題で記述式の問題を解答する際に、どの文章に着目してどういう書き方をすれば得点できるのかを把握したいときこの本を使うと良さそうです。

また、いくつかある選択式の午後問題のうちどれを選ぶか決めるときにも使えます。

さいごに

基本情報技術者試験に受からないからといってエンジニアの道を終わらせてしまうのは早計でしょう。

合格するまで基本情報技術者試験を受け続けるというのも一つの選択肢ではありますが、その次にあるのは応用情報技術者試験です。同じ受験料を支払い同等の勉強時間を費やすのであれば、この無限受験ループとも呼べる苦行から早く脱するための策を講じてラクになりたいのもまたエンジニア特有の性質とも言えるのではないでしょうか。

補足

なお、私の場合は他業界の社内SEという立場上、自分の知っている以上のことを社内の人が知らない危うさがありました。自身の見識を深めるためにも勉強の必要性に迫られていたという背景があります。

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