※仮想マシンで自宅サーバを作りホームページを公開するまでの話の続編となります。
ホームページを公開するため自宅のインフラを用いて自宅サーバをつくりました。
無事つくり終えるまでは良かったのですが、サーバ運用していく過程で自宅サーバにおけるいくつかの課題が見つかり投資金額を試算した結果サーバ運用をAWS EC2で補うことにしました。
この記事は自宅から抜け出しノマドな生き方を実現するように、オンプレミスからクラウドへ移行したきっかけをまとめた話です。
目次
ホームページをいつでも見られるようにサーバを常に稼動状態にしておく必要があります。そうなると当然マシンを起動し続けることになり、結果自宅PCをシャットダウンできなくなってしまい余計な電気代がかかります。
自宅PCをシャットダウンできませんので自宅PCから熱が出続けます。夏場の暑い日などでは高温になっていて危険です。自宅PCを冷却するにも新たに冷却ファンを買い揃えなければなりません。
また、停電時における対策も考える必要があります。停電して自宅PCに電力が供給できなくなったときに別の電源を確保するためUPS(無停電電源装置)といった装置も用意しなければなりません。
上の2つの問題点とともに自宅サーバをつくる前になんとなく理解していたことですが、ネットワーク速度の遅さについては実際に自宅サーバを作って運用してみないと分かりません。
自宅サーバは自宅のインフラを用いて構築するため、自宅のネットワークを圧迫しがちになってしまいます。そのため、自宅のネットワークを他の端末が使っているとサーバのホームページに接続しづらくなり、ページがタイムアウトすることが度々ありました。
特に自分の場合、ADSL回線を使用しているためそれを助長していたように思います。仮に光通信に乗り換えたときインターネット通信費用だけでも毎月3,000円くらい増えてしまいます。加えて回線工事費用もかかってしまいます。
AWS EC2には無料利用枠というサービスがあり、これを利用すればサーバ運用を始めるにあたって初期費用がいりません。
レンタルサーバのように月々決められた料金を支払う定額方式ではありません。使わなければ費用はかかりません。
ホームページの可用性を高めるため自宅のインフラに投資していくよりも外部のインフラに頼った方がリーズナブルな仕上がりになるのではという判断からサーバ引っ越しを決めました。
自宅サーバは試験運用としては十分使用に耐えうるものですので、これはこれでテスト環境構築用に時々使用していきたいと思います。