デスクトップOSについてのお話です。
デスクトップOSには主にWindows、macOS、Linuxがありますが、中でもWindowsは誰もが一度は使ったことのあるOSですよね。
いくらmacOSが好きだと言っても世の中はWindows一強で、そのシェアは86%と高く10人中およそ9人はWindows派です。*1 また、macOSを普段使いしている方もWindowsで作業をしなければならない時もあるのではないでしょうか。
自身、自宅PCにmacOSを使用していますがWindowsのインストールされたPCを別購入して複数台持ちになるのは嫌なので、過去記事でVirtualBoxにLinuxをインストールしたときのように今回も仮想環境上でWindowsを使おうと思います。
macOS版のVirtualBox 6.0インストールについては以下の記事を参照ください。
Windows 10をインストールするときに使用するディスクイメージはMicrosoft公式サイトからダウンロードできます。
サイトにアクセスしてから「エディションの選択:Windows 10」、「言語:日本語」を順に選択していくと下のように64-bit版と32-bit版を選ぶ画面がでてきます。
自宅PC(ホストOS)のCPUが64-bitであればどちらを選択しても問題ありませんが、ホストOSのCPUが32-bitの場合は32-bit版のディスクイメージでないとインストールできなくなりますので注意が必要です。
仮想マシンで作成するWindows 10のシステム仕様です。ホストOSの環境と相談して容量を設定していきます。
OS | Windows 10 Pro (64-bit) |
CPU | 2.6 GHz |
メモリ | 4 GB |
ストレージ | SSD 120 GB |
上記のシステム仕様になるように仮想マシンを作成します。仮想マシン作成に関しては、以下の記事を参考につくります。
Windows 10が使えるように仮想マシンソフトウェア側の設定をします。あまり難しいことは考えず、Windows 10が無事に動くように願いながら設定していきます。以下の指定箇所以外は仮想マシン作成完了後に適宜調整していきます。
空の光学ドライブに公式サイトよりダウンロードしたディスクイメージを指定します。キャプチャではWindows 10 バージョン1903となっています。
続きまして、仮想マシンを起動してWindows 10のセットアップ作業に入っていきます。基本的には画面の案内に従って進んでいきますが長くなるので割愛します。途中、ライセンス認証やオペレーティングシステムの選択といった重要な項目について記述していきます。
ここでは画面下部の「プロダクトキーがありません」を選択して認証を回避します。また、Windows 10セットアップ完了後に「Windowsの設定」からライセンス認証できますのでここではライセンス認証を行いません。
この画面でWindows 10のエディションの種類を選択できます。今回Windows 10 Proをインストールしたいので画面内のリストから「Windows 10 Pro」を選択します。Windows 10 Homeをインストールする場合は、同じようにリスト内の項目から選択します。
Windowsのセットアップが完了するとOSが再起動されて、下のような画面が表示されます。
こちらも長いので「Windows 10 セットアップ」でGoogle検索するなどして基本設定を完了してみてください。
Windows 10 セットアップ完了後、見なれた画面が表示されます。これでようやくWindows 10が使えるようになりました。
Linuxをインストールして仮想環境上で使用した時と異なり、Windowsの場合はそれなりのスペックが要求されます。
システム仕様もさることながら仮想ディスクを保存する場所についても注意が必要です。ホストOSのストレージ圧迫を嫌がるあまり、外付けHDDにストレージを設定したときには”もっさりしたWindows 10”になってしまいますので気をつけたいところです。